商学部・商学科
豊かな人間性と高い実務能力を有する企業人・スペシャリストを育成します
西山徹二商学部長メッセージ
スペシャリスト育成の商学部
商学部は、日本初の私学の高等商業学校として1914年に設立された高千穂高等商業をルーツとする歴史ある学部です。100年を超える商業教育の伝統に基づきながら、マーケティング、金融、会計の各コースでスペシャリストを育成しています。また、各コースに対応する観光・地域プログラム、フィナンシャルマスタープログラム、税理士養成プログラムによってより実践的な教育も行っています。商学部で学び、知識や技術を身につけ、ビジネスの世界で大きく活躍して欲しいと願っています。
商学科・マーケティングコース
商品をいかに効率良く、効果的に提供するか━━その方法を考えるのが“ マーケティング”。消費者の年齢、ライフスタイル、居住地など、さまざまな視点から分析・販売戦略を考えて、求められる商品を探ります。流通、市場調査、宣伝などの知識を習得できます。
実社会が研究対象。企業のマーケティング活動が読み取れるようになる
商品・サービスの企画や物流に興味を持ち、マーケティングを学ぶために入学しました。2年次の「広告論」は先生の実務経験が豊富で、企業のプロモーション活動を理論的に学べ、今まで無意識に見ていたポスターや商品パッケージなど広告の意図が分かるようになりました。3年次の「観光マーケティング論」では、旅行業や運送業における観光ビジネスを学びました。日本だけでなく世界の物流システムの現在までの変遷が分かり興味深かったです。関連科目の「企業法」では株式会社の仕組みを知り、就職の際に役に立ちそうな内容だと感じました。卒業後は企業でマーケティングや企画に携わりたいです。
商学部 マーケティングコース 4年 永井ゼミ
白石 佑太朗
東京都立石神井高校出身
マーケティングコース 観光・地域プログラム(2017年4月新設)
「場所」をマーケティングするプログラム!
訪日される外国人の方が多くなっていることに気がつきませんか?日本人気は当分続き,欧米,東アジア等から多くの観光客をひきつけています。このプログラムでは,日本の良さと地域の良さをPRする専門家を育成します。
何ができるの?
マーケティング理論に裏付けされた企画立案とプレゼンテーション能力を育成します。今,必要とされる価値共創型のマーケティング提案をつくりましょう。
どんな科目を学べるの?
観光マーケティング論,地域ビジネス論(予定)が中心科目です。また外部講師の講義と企画立案,プレゼンテーションを組み合わせた商学特別講義もプログラムの中心科目となります。マーケティングコースにある他の科目(マーケティング論,サービス・マーケティング論など)では,企画に必要な知識を学びます。
どうして観光・地域プログラムが新設されたの?
学園創設者の川田鐵彌先生は,民間による初の世界一周旅行に参加しました。イギリス,ドイツ,アメリカ合衆国の先進的な試みを我が国に導入する視察となったこの旅で,私学最初の高等商業学校の設立を思いついたと言われています。民間による観光,民間による地域活性が求められるなか,創設者の想いがこのプログラムに継承されています。
学生と地域とのつながり
教室の中の学習ばかりではなく,アクティブ・ラーニングとして教室の外に出て,情報収集と企画提案を行う授業も満載。地域に飛び込み,観光資源としての「地域」をみんなで考えていきましょう。
卒業後の進路は?
観光業,小売業,サービス業などの第三次産業で活躍できる人材を輩出します。
商学科・金融コース
お金が動く仕組みを理解し、金融に関する疑問を解き明かしていきます。銀行、証券、保険などの特徴を理解したうえで、金融と経済の関わりについて考えます。「株価はなぜ上下するの?」「円安・円高で誰が損や得をするの?」といったナゾにも迫ります。
金融の専門知識を学び希望する金融業界への就職を目指す
将来、就職するときに商業に関する専門知識があると有利だと考え、商学部への進学を決めました。1年次は商学部の専門コースの基礎科目をすべて履修しました。なかでも興味があったのが「金融総論」です。金融の成り立ちや銀行の仕組みに関心があることを自覚し、金融コースを選択しました。2年次の「ファイナンシャルプランニング論」、3年次の「リスクマネジメント論」ではお金に関する人生設計を学習。将来、役立つと思い、学内の講座も受講しファイナンシャルプランナー3級に合格しました。卒業後は信用金庫への就職を希望しています。大学で学んだ金融の知識を活かして、地域と密接に関わりながら、金融を通じて人の役に立つ仕事をしていきたいです。
商学部 金融コース 4年 楠美ゼミ
坂倉 絵梨
埼玉県立草加高校出身
金融コース ファイナンシャルマスタープログラム(2018年4月誕生)
金融のプロフェッショナルを育成するプログラム
金融業界を目指す学生を対象とし、金融の専門科目を学びながら、関連した資格取得を目指します。また、専任教員が資格取得やキャリア形成のサポートを行います。
学べる科目
金融の中心である理論を学び、2〜3年次までにFP3級の取得、卒業時までにFP2級、証券アナリスト1次試験科目合格、証券外務員試験2種合格、損保一般試験合格、宅建などを目指します。
卒業後の進路
銀行・信託銀行、信用金庫・信用組合、証券、保険(生保、損保)、リース・ノンバンク(クレジットカード)、投資運用といった金融業への就職を目指します。
商学科・会計コース
企業や組織には、常にお金の流れがあります。会計コースでは、こうしたお金の動きを記録し、実務に活かせるノウハウも学んでいきます。
簿記の資格取得、税理士、公認会計士、国税専門官などを目指す人に向いています。
大学から会計を学ぶ人でも安心
実践的な会計知識が学べる
会計の知識は社会に出て必要になると考え、会計コースのある商学部を選びました。会計や簿記の知識がない人でも、1年次の必修授業の「簿記」では、基本を分かりやすく教えてもらえました。
2年次に選択した「コンピュータ会計」ではエクセルや会計ソフトを使う授業のため、パソコンのスキルも上がり、社会人になっても役に立つと思いました。3年次に履修した「経営分析」では、企業の財務状況を表す財務諸表の見方を習得。企業の安定性が分かるようになったことで、地域活性化に寄与する企業や信頼感・安定感のある企業を探し、お客様のことを第一に考える仕事に就きたいと感じました。
商学部 会計コース 4年 川﨑ゼミ
佐藤 磨奈
東京都私立桐朋女子高校出身
会計コース 税理士養成プログラム
“税理士養成プログラム”は税理士を目指す学生を応援する高千穂独自のプログラムで、大学院進学を視野に入れた内容となっています。合格のためのテクニックだけを重視した指導ではなく、「合格=仕事のスタート地点」として、税理士に求められる知識・教養をトータルで学んでいきます。6 科目16単位の全単位を専任の教員が担当。大学・大学院の6 年間、慣れ親しんだ先生に支えられながら難関資格に挑戦します。
税理士養成プログラムを受講するには、日商簿記2級、全商簿記1級(会計・工業簿記の2科目)および全経簿記1級(会計・工業簿記の2科目)のいずれかの資格を有していること、年度初めに行なわれる面接を受け合格した者が受講を認められます。
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商学部科目一覧
区分 | 分類 | 科目名 | 年次 履修 |
単位数 | |
商学部必修科目 | 簿記Ⅰ | 1~ | 1 | ||
簿記Ⅱ | 1~ | 1 | |||
コース専門科目 | マーケティングコース |
必修 科目 |
マーケティング論A | 1~ | 2 |
マーケティング論B | 1~ | 2 | |||
選択必修科目 | 広告論A | 2~ | 2 | ||
広告論B | 2~ | 2 | |||
消費者行動論A | 2~ | 2 | |||
消費者行動論B | 2~ | 2 | |||
物流論A | 2~ | 2 | |||
物流論B | 2~ | 2 | |||
市場調査論A | 2~ | 2 | |||
市場調査論B | 2~ | 2 | |||
流通経営論A | 2~ | 2 | |||
流通経営論B | 2~ | 2 | |||
マーケティング情報論A | 2~ | 2 | |||
マーケティング情報論B | 2~ | 2 | |||
サービスマーケティング論A | 3~ | 2 | |||
サービスマーケティング論B | 3~ | 2 | |||
流通論A | 3~ | 2 | |||
流通論A | 3~ | 2 | |||
観光マーケティング論 | 3~ | 2 | |||
地域ビジネス論 | 3~ | 2 | |||
金融コース | 必修 科目 |
金融総論A | 1~ | 2 | |
金融総論B | 1~ | 2 | |||
選択必修科目 | 銀行論A | 2~ | 2 | ||
銀行論B | 2~ | 2 | |||
証券論A | 2~ | 2 | |||
証券論B | 2~ | 2 | |||
保険論A | 2~ | 2 | |||
保険論B | 2~ | 2 | |||
マクロ経済学A | 2~ | 2 | |||
マクロ経済学B | 2~ | 2 | |||
ミクロ経済学A | 2~ | 2 | |||
ミクロ経済学B | 2~ | 2 | |||
国際金融論A | 2~ | 2 | |||
国際金融論B | 2~ | 2 | |||
ファイナンシャルプランニング論A | 2~ | 2 | |||
ファイナンシャルプランニング論B | 2~ | 2 | |||
金融論A | 3~ | 2 | |||
金融論B | 3~ | 2 | |||
金融工学A | 3~ | 2 | |||
金融工学B | 3~ | 2 | |||
財政学A | 3~ | 2 | |||
財政学B | 3~ | 2 | |||
リスクマネジメント論A | 3~ | 2 | |||
リスクマネジメント論B | 3~ | 2 | |||
コース専門科目 | 会計コース | 必修 科目 |
会計学総論A | 1~ | 2 |
会計学総論B | 1~ | 2 | |||
選択必修科目 | 財務会計論A | 2~ | 2 | ||
財務会計論B | 2~ | 2 | |||
管理会計論A | 3~ | 2 | |||
管理会計論B | 3~ | 2 | |||
工業簿記Ⅰ | 2~ | 2 | |||
工業簿記Ⅱ | 2~ | 2 | |||
原価計算論A | 2~ | 2 | |||
原価計算論B | 2~ | 2 | |||
コンピュータ会計A | 2~ | 2 | |||
コンピュータ会計B | 2~ | 2 | |||
高等簿記Ⅰ | 2~ | 2 | |||
高等簿記Ⅱ | 2~ | 2 | |||
会計史A | 3~ | 2 | |||
会計史B | 3~ | 2 | |||
国際会計論A | 3~ | 2 | |||
国際会計論B | 3~ | 2 | |||
税務会計論A | 3~ | 2 | |||
税務会計論B | 3~ | 2 | |||
会計情報システム論A | 3~ | 2 | |||
会計情報システム論B | 3~ | 2 | |||
会計監査論A | 3~ | 2 | |||
会計監査論B | 3~ | 2 | |||
経営分析A | 3~ | 2 | |||
経営分析B | 3~ | 2 | |||
税理士・簿記論(基礎) | 1~ | 2 | |||
税理士・簿記論(応用) | 1~ | 2 | |||
税理士・財務諸表論(基礎) | 1~ | 2 | |||
税理士・財務諸表論(応用) | 1~ | 2 | |||
税理士・税法(基礎) | 1~ | 4 | |||
税理士・税法(応用) | 1~ | 4 | |||
ゼミ群 | ゼミⅡ | 2~ | 4 | ||
ゼミⅢ | 3~ | 4 | |||
ゼミⅣ | 4~ | 4 | |||
商学部関連科目 | 企業法(企業形態法) | 2~ | 2 | ||
企業法(株式会社法) | 2~ | 2 | |||
キャリアデザイン論A | 2~ | 2 | |||
キャリアデザイン論B | 2~ | 2 | |||
経済法A | 2~ | 2 | |||
経済法B | 2~ | 2 | |||
地方自治A | 2~ | 2 | |||
地方自治B | 2~ | 2 | |||
労働法A | 2~ | 2 | |||
労働法B | 2~ | 2 | |||
民法(法律行為) | 2~ | 2 | |||
民法(債権) | 2~ | 2 | |||
経済地理学A | 3~ | 2 | |||
経済地理学B | 3~ | 2 | |||
外書講読A | 3~ | 2 | |||
外書講読B | 3~ | 2 | |||
企業法(知的財産法) | 3~ | 2 | |||
企業法(有価証券法) | 3~ | 2 | |||
行政法A | 3~ | 2 | |||
行政法B | 3~ | 2 | |||
税法A | 3~ | 2 | |||
税法B | 3~ | 2 | |||
地域開発論A | 3~ | 2 | |||
地域開発論B | 3~ | 2 | |||
法文化論A | 3~ | 2 | |||
法文化論B | 3~ | 2 | |||
民法(契約) | 3~ | 2 | |||
民法(物権変動と担保) | 3~ | 2 | |||
年金論A | 3~ | 2 | |||
年金論B | 3~ | 2 | |||
商学特別講義 | 3~ | 2 | |||
CurrentSocialProblems | 2~ | 2 |