学長メッセージ
「伝統」と「実学」の融合の場:高千穂大学
本学は100年を超える歴史の中で、常に人格教育を重視し、実学を通して、社会に貢献できる人材の育成に努めてまいりました。高千穂大学の創始者である川田鐵彌(てつや)先生は高知県に生まれ、高千穂学園のルーツとなる高千穂尋常小学校を1903(明治36)年に、わが国最初の高千穂高等商業学校(現在の高千穂大学)を1914(大正3)年に設立しました。その設立趣意書には、「本校の目的は、人格養成を主とし、商業上必要となる高等の教育を施すにあり」と書かれています。
川田先生は、教育に対する熱い想いを持つ人物であるだけでなく、進取の気性にあふれた人物でした。小学校を作った翌年の1904(明治37)年には、民間初の96日にわたる世界一周ツアーに参加して様々な国の文化に学び、教育への情熱を新たにしました。本学の学生には、大学での学びはもちろん、海外を含め大学の外に出て多様な価値観に出会い、若い感性で新しいものを生み出す志を引き継いで欲しいと思います。
また、本学はそうした人格教育の伝統を重んじるだけでなく、時代の変化に対応して、実学を通して革新的な取り組みを行って参りました。その取り組みの結果、近年では、商学部では在学中に公認会計士試験の論文式試験合格者や税理士試験の最終合格者を輩出しています。また、経営学部では警察官採用試験合格者、人間科学部では小学校教諭として多くの教員採用試験合格者を輩出するという成果をあげています。
本学は、伝統である人格教育を軸に人としての感性を磨き、「課題解決」を中心とした実学を通して、大きな時代の変革の中で活躍できる人材を育ててくことを目指します。
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