留学体験談
内海 史杏 2024年度東呉大学
私は2024年度短期留学(東呉大学)に参加させて頂きました。初めての海外で多くの不安がある中、沢山の経験をしました。元々中国語を話せる訳でもなく、少ししか読み取れない状態で留学に臨みました。しかし、先生や周りの影響を受け3週間という短い間ではありますが中国語を聞き取る力や話す力が向上したと感じています。
他にも自分から中国語や英語などでコミュニケーションを取ることや様々な場所に行くという貴重な経験をすることが出来ました。そして、台湾ではなく他の国にも訪れたいと思う事が出来ました。これらの経験は私の世界を大きく広げてくれました。留学に行くことがなければ、中国語を聞き取ることや話すことも出来ずに学ぶだけになっていたと思います。
中国語を更に活用できるように、毎日アプリで勉強することや中国語Ⅱの授業を履修しようと考えています。そして帰ってきた今、日本にも中国語を話す方々は沢山いることに気づきました。中国語が耳に入る度、留学へ行ったことを思い出します。そして、頭の中で日本語に変換して聞いてしまうようになりました。
このような沢山の経験から、自分から行動する大切さや努力する大切さを感じることが出来ました。留学だけで終わらずに、これからの大学生活や課外活動にも力を入れて頑張っていきたいと思います。
(2025年寄稿)


丹野 茉莉 2023年度オレゴン大学(短期)
今回の留学で、私は様々な貴重な経験をすることができました。最初は、異なる文化や習慣に触れることに対して戸惑いや不安を感じることが多くありました。慣れ親しんだ日本とは異なる環境での生活は、時に大きな挑戦となりました。しかし、時間が経つにつれ、現地の文化に少しずつ適応し、日常生活にも自然と馴染んでいくことができました。この適応の過程は、自分自身の成長を強く実感できるものでした。
また、留学生活を通じて英語力の向上を感じることができました。日常的な会話や授業でのディスカッションを通じて、英語でのコミュニケーションに対する自信がつきました。最初はうまく伝えられなかったことも、繰り返し挑戦することで徐々に克服し、スムーズに意思疎通ができるようになりました。さらに、現地での学校生活や授業を体験する中で、異なる学習スタイルや教育システムに触れることができ、自分の学び方を見直すきっかけにもなりました。
現地の人々との交流も、私にとって大きな学びの一つでした。異なる文化やバックグラウンドを持つ人々との交流を通して、異文化に対する理解が深まり、世界観が広がったと感じています。多様性についても、これまで以上に考える機会が増え、異なる視点や価値観を尊重することの重要性を学びました。この経験は、今後の私の人間関係や職業選択において、大いに役立つと思います。
さらに、異国での生活では、自分の周りの問題を自ら解決しなければならない場面が多くありました。例えば、生活に必要な手続きを自分で行ったり、予期せぬトラブルに対処したりする場面がありました。これらの経験を通じて、問題解決能力や柔軟性が身についたと感じています。新しい環境での試行錯誤の過程は、自立心を養う貴重な機会でもありました。
留学を通じて得たこれらの経験は、私の今後のキャリアや人間関係において大きな糧となると思います。これからも留学で得た視点を大切にし、より広い視野で物事を捉えられるように努めていきたいと考えています。今回の留学は、私にとって人生の転機とも言える貴重な経験となり、自分自身の成長を実感することができた忘れられない出来事となりました。
(2025年寄稿)


畠中 優和 2023年度オレゴン大学(短期)
留学の経験は、私の人生においてたくさんの影響を与えました。留学の前と後では、物事の見方や考え方、人との接し方も変わりました。日本と全く異なる文化に触れたことで、視野がとても広がりました。
日常的に日本と異なる文化に触れることで、たくさんの刺激がありとてもいい経験になりました。例えば、バスに自転車を取り付けることができたり、飲食店では店員さんを呼んではいけなかったり、通りすがりの人に服装やネイル、髪色を褒められたりと日本では経験できないことがたくさんありました。この経験を通して、育った環境が違うと考え方や伝え方など人それぞれ変わってくると実感し、自分の価値観を押しつけずに周りの人の意見を尊重しようという姿勢が自然と身につきました。
また、留学を通して自己成長もできたと感じています。初めて親元を離れ、初めての場所で日本語も通じない環境で、自分一人で環境に適応していかなければなりませんでした。そのような場所に身を置くことで、自己管理能力や問題解決能力など上がったと感じます。英語で生活していく中で、なかなか伝わらないことがあり、言語の壁にぶつかりました。最初は、自信をなくしなるべく話さないようにしてしまいましたが、せっかく留学に来たのだから単語でもいいから伝えようと決心しました。単語が出てこなくて伝わらなかったり、発音がうまくできずに伝わらなかったりと課題が見えてきました。その課題を解決するためにどのように克服していくかを考える習慣ができました。この習慣によって、何か仕事や勉強で躓いた時に、冷静に考え解決策を考えられるようになり、問題解決能力が留学前よりも上がったと感じます。
(2025年寄稿)


綱嶋 若菜 2019年度ビクトリア大学(中期)
私が留学を経て、今の生活に活きていると感じていることが3 点あります。
1点目は、様々な価値観に触れることで視野が広がったことです。学生の時は、同年代かつ同じ国籍の方と接することが多く、言語の壁や、考え方の違いがほとんどない環境でした。しかし、留学生活では、言語も文化も違う方々と接する機会が多く、戸惑う場面が多々ありました。留学先で、様々な人と接してきたからこそ、自分とは違う考え方や意見を柔軟に取り入れることができるようになりました。
2点目は、留学を通じて、自分から行動を起こす大切さを知ったことです。私はもともと、人見知りなところがありましたが、留学したからには、この機会を無駄にしたくない、自分を変えたいという意気込みでした。最初からガツガツと自ら行動したわけではないですが、一歩ずつ勇気を出してコミュニケーションをとろうと努力しました。こういった経験が自分を変え、自信を持つことが出来ました。卒業後は営業に配属になり、多くのお客さんと接することが増えましたが、留学の経験があったからこそ、円滑にコミュニケーションを取れるようになりました。
3点目は、職業を選択する上で、選択肢の幅が広がったことです。私が大学生の時はコロナが流行した時期でもあり、この先どうなるか不透明だったため、国内の企業に就職しました。現在、転職を視野に入れており、これまでの私であれば、転職せず、現在の会社に留まるか、転職しても英語とは無縁な企業を選んでいたと思います。
今の私は、臆することなくチャレンジができ、職業選択はもちろん、人生の選択肢も増やすことができると実感しています。
(2025年寄稿)


土渕 優大 2014年度オレゴン大学(IBCS)
研修と留学を経験し、私は多くの学びと成長を得ました。それは単に学問的な知識だけでなく、異なる文化や価値観との出会いから得られたものも大きなものでした。留学中、私は日本では経験できなかった新しい挑戦に直面し、その度に多くの人々の助けを受けてきました。特に、現地の人々や同じ留学生仲間が困ったときに手を差し伸べてくれたことは、私の人生において非常に大きな影響を与えました。
その経験から、私は「pay it forward(ペイ・フォワード)」という考え方を強く意識するようになりました。これは、自分が受けた善意を他の誰かに渡し、その善意をさらに先に広げていくという理念です。留学中、異国の地で右も左も分からない私を親切に助けてくれた人々のように、私も他の誰かの役に立ちたいと思うようになりました。特に日本に戻ってからは、訪日外国人に対して、私が受けた恩を返すことが重要だと感じています。
実際に、街で道に迷っている外国人を見かけたときや、公共交通機関の使い方に困っている人を見かけたときには、積極的に私から声を掛けて手助けをしています。英語を使ってコミュニケーションを取りながら、彼らが安心して日本を楽しめるようにサポートすることが私にとっての「恩返し」であり、同時に自分の成長にもつながっています。
研修や留学を通じて学んだことは、自分一人で生きていくのではなく、他者と助け合うことで豊かな人生が築けるということです。異文化で生活する中で、他者との違いを尊重し、共感する力を身につけることができました。そして、その経験は今もなお、私の生き方や考え方に影響を与え続けています。自分が助けてもらった恩を、同じように誰かに返すことで、次の世代にも繋がる優しさの輪が広がっていくと信じています。
卒業後の人生においても、私は常にこの「pay it forward」の精神を忘れずに生活しています。仕事の場でも、後輩や同僚が困っているときには、自分の経験を活かして積極的にアドバイスやサポートをすることを心がけています。また、私自身も新しい挑戦に直面した際には、かつての自分が助けられたように、周囲の助けを借りながら成長し続けていくつもりです。
私が経験した研修や留学は、一時的な学びや経験にとどまらず、その後の人生における大切な指針を与えてくれました。異なる文化や価値観に触れることで得た寛容さと柔軟性、そして助け合いの精神は、これからも私の人生を支える重要な要素であると考えます。そして、それを他の人々に伝え、広げていくことで、少しでも社会に貢献していきたいと強く思っています。
(2025年寄稿)


桑原 豊 2014年度オレゴン大学(IBCS)
私は2014年にオレゴン⼤学で中期留学を経験しました。経済的な事情で渡航を断念しようかと考えたこともあった私ですが、先⽣⽅や教育研究事務課の皆さまに背中を押していただき、⼈⽣ が⼤きく変わる貴重な経験をすることができました。今も感謝の気持ちでいっぱいです。
私の海外研修での学びは「異⽂化理解の⾯⽩さ」と「対話することの重要性」です。⽂化や環境が異なる外国⼈と⽣活を共にする中では、⽇本にいるときのように何となく理解してもらえることはありません。わからないことや困っていることがあれば、すべて⾔葉にして相⼿に伝える必要がありました。ときには語学⼒不⾜で誤解が⽣じ、⼤変なこともありましたが、対話を通じて⾃分の中に新しい価値観が⽣まれる感覚もありました。この海外研修で異⽂化理解の⾯⽩さに魅了された私は、その後ヒッチハイクやカウチサーフィンを利⽤してアジアやヨーロッパを巡りました。そこで多様な価値観を持つ人々から教わることも多く、「異⽂化理解とは単に外国の習慣を学ぶことにとどまらず、広く他者理解を深めるプロセスである」と考えるようになりました。
⼤学卒業後は、ドキュメンタリー番組の制作会社に就職しました。⾃分の知的好奇⼼を満たしながらメディア発信で⽣計を⽴てることに魅⼒を感じ、アシスタントとして3年間、ディレクターとして1年間、⽇本各地で暮らす⼈々の声に⽿を傾けてきました。その後、個⼈事業主として独⽴し、映像制作を続けているのですが、ホームレスの⼈々の⽣活に寄り添いながら取材した「The Disappearing Taste of My Second Home−消えゆく私の第⼆のふるさと(仮)」という作品で海外メディアから賞をいただくことができました。
国際的な視野で地元を⾒つめたことが受賞理由の⼀つにあげられたそうで、海外研修での学びが、ここで実を結んだように感じました。作品は国際共同制作というかたちで来年春頃の完成を⽬指して取り組んでいるところです。
こうして過去を振り返ると、世の中は教科書では語り尽くせないほど多様な価値観で溢れており、出会いの数だけ⾃分の世界が広がっていったように感じます。学⽣の皆さまにおかれましても、やりたいことがあれば挑戦し、様々な出会いの中で⾃分らしい学校⽣活を送られることを⼼より願っております。
(2025年寄稿)


玉田 曜一郎 2013年度オレゴン大学(IBCS)
現在、僕は「YL Projects」というマーケティングとクリエイティブを軸にした会社を経営しています。25歳で独立してから、会社も6期目を迎えました。やっていることは、企業が抱える課題をクリエイティブの力で解決するということ。日本企業が海外に進出する際や、逆に海外企業が日本に参入する際のマーケティング戦略やクリエイティブ戦略を立案し、それを実行していく仕事です。
僕がこういった仕事に携わるようになったきっかけのひとつは、2013年に経験した留学です。大学の留学制度を利用して、オレゴン大学に3ヶ月間行く機会を得ました。短い時間でしたが、その間に感じたことや学んだことが、今の僕の考え方や行動の基礎になっています。留学中、さまざまな国から来た人たちと出会い、友達になることができました。その経験を通して、視野が広がっただけでなく、人生に対する考え方も大きく変わったと思います。
言語を学ぶことはもちろん重要ですが、言語の背後にある文化を理解することが本当に大事だと感じます。相手の言葉を理解するということは、その人たちの生き方や価値観を理解すること。僕の会社では、オーストラリア人、シンガポール人、スウェーデン人など、世界中から集まったクリエイターたちと一緒に仕事をしています。異なる文化やバックグラウンドを持つメンバーと一緒に働くことで、多様な視点からアイデアを生み出し、クライアントに対して最適なアウトプットを提供できていると感じています。
大学生活を振り返ると、あのときの出会いや経験が、今の自分に大きな影響を与えているのは間違いありません。僕が大学を卒業して10年が経ちましたが、在学中に得たものが今でも日々の仕事に活きていると実感しています。
皆さんも、今の大学生活での経験が、必ず将来の自分にとって大きな意味を持つと信じています。もし、今の自分が将来どんな道に進むべきか悩んでいたとしても、焦らず、自分のペースでいろいろなことに挑戦してみてください。今は点を作ることが大切だと思います、そのひとつひとつの経験が、将来振り返った時に線でつながることを信じて。


山田政樹 2000年度ハンボルト大学、2001年度オレゴン大学、2002年度東呉大学
高千穂大学在学中はハンボルト大学、オレゴン大学、東呉大学の海外研修に参加しました。それが、私の人生における大きな転機となりました。それらを通じて、世界に目を向けるきっかけを得ただけでなく、語学力の重要性と異文化理解の大切さを深く実感しました。特に、異なる言語や文化を持つ人々と交流することで、自分の視野が広がり、グローバルな視点を持つことの重要性を学びました。この経験が、その後のキャリア形成において、私に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。
大学卒業後、私はアメリカへ留学する決断をしました。これは、海外研修で得た経験がなければ考えもしなかった選択でした。その後、私はドイツのグローバルIT 企業であるSAP に就職することができました。年間の半分は海外で過ごすということも珍しくなく、社内では日常的に英語を使用する環境で働きました。仕事のチームは、ドイツをはじめ、ヨーロッパ諸国、アメリカをはじめとする北米や南米、オセアニア、そしてアジア各国など、実に多様な国籍のメンバーで構成されていました。異なるバックグラウンドを持つチームメンバーと共にプロジェクトを進める中で、コミュニケーションの重要性や、柔軟な考え方が求められる場面に何度も直面しました。海外研修・留学での経験は、私が国際的なビジネスの現場で活躍する上での基盤となり、現在のキャリアにも大きく影響しています。
現在、私は大学教員として、グローバルマネジメントを始めとした経営学科目や語学科目を担当しています。このようなキャリアに進むことができたのも、学生時代に経験した海外研修・留学があったからこそだと強く感じています。それらを通じて培った語学力、異文化理解、そして国際的な視野は、私のキャリア形成において欠かせない要素となり、今日の私を支えています。
最後に、私は在学生にも、ぜひ積極的に海外研修・留学に参加してほしいと心から願っています。海外研修は、単に語学力を向上させるだけでなく、日本では得られない貴重な経験と学びを得ることができます。異文化の中で新しい価値観を発見し、多様な人々と共に目標を達成する力を身につけることは、一生の財産となるでしょう。海外研修・留学が皆さんの将来に大きな影響を与えることを確信しています。
(2025年寄稿)


富沢 正男 2011 年度アメリカ・オレゴン大学(IBCS・中期)、2012 年度フィッシャー大学(長期)
研修と留学の経験は、語学力の向上だけではなく私の視野を大きく広げ、最終的に、現在の東海東京証券に入社する1 つの理由にもなりました。現在でも、語学を含め、研修・留学の経験は、業務の様々な場面で私のスキルとして活かされております。
その中で特に私の研修・留学の経験から得た強みが2 つあります。
1 つ目の強みは、「目標に向けて努力し続ける力」です。就職活動時から私の将来の目標は「海外の業務にかかわる人材になること」でした。その中で私が東海東京証券に入社するきっかけとなったのが、東海東京証券の行動指針の1 つである「学び続ける会社」でした。東海東京証券の求める人材が明確であり、私の目標が努力と学び続けることで実現できると強く感じ入社を決意しました。
高千穂大学に在学中、留学するという目標に対して、必ず行けるかどうかわかりません。また、事前の語学学習だけでなく、金銭面の準備や目の前の単位取得、ゼミの活動などやるべきこと、困難な事、時に遠回りに感じることもあります。留学中も現地大学の単位取得に向けてレポート課題、グループディスカッション、プレゼンテーションの資料作成、発表など1 つの目標にも様々な努力が必要でした。
このような経験は、社会人となり、目標が遠くに感じる時や遠回りに感じる時も諦めずに努力を続けることができる力として私の強みになっています。
入社後3 年間はリテール営業の業務をしておりました。この期間、私は「目の前の業務」と「将来の目標」の両方の達成に向けて諦めずに努力し続けました。将来の目標に対しては、もちろん終業後や休日に勉強をしておりました。結果として、入社3 年後に自ら希望部署への応募ができる東海東京証券の「社内公募制度」を利用して自ら目標の達成に向けて挑戦しました。結果として、外国株式にかかわる部署への異動が決まり、自身の目標を達成することができました。
2 つ目の強みは「適応力」です。留学の海外生活で様々な国の方々と接する中で、文化の違いに驚くこともあれば全く新しい視点や考え方がある事を学びました。その経験は、私の業務において、自分と相手の意見が異なる場合もあるという場面で活かされております。
私が外国株式の見通しについて講師として勉強会を実施した際は、自分の考えを一方的に述べるだけではなく、参加する方々の状況や具体的に何を知りたいのか、どのような考えをお持ちなのかなど、相手の視点を重視したプレゼンテーションを心がけていました。
現在の部署では、同業社へのビジネス導入や依頼事項へのサポート提供等の業務をしており、私たちの提案をお伝えしつつ、相手先の状況や意向をヒアリングすることも重要になってきます。また私の所属する部署だけで完結するプロジェクトはなく、社内の多くの関係部署との連携も重要になります。留学の経験を通して得た「適応力」をさらに高め、関係する多くの方々の様々な視点、考え方、意向、方針をまとめながら私の部署のメンバーとプロジェクトの完遂に向けて努力し続けています。
語学については、現在でも情報収集の1 つの手段として活かされています。私が留学中の経験で印象深かったのが、課題を取組む中、パソコンで検索をかけた時でした。日本語と英語で同じ言葉を検索すると想像以上に情報格差があったことです。英語ではこんなにもたくさんの情報が溢れているのかと驚いたことを今でも覚えています。社会人になり、証券業界の中でも、やはり情報は重要な価値とみなされており、その情報17発信の「スピード」「正確さ」が求められると私は考えています。世界経済に最も影響を与える国が米国です。その情報を素早く得るには留学で経験した通り、英語が重要であるという事です。日本語訳されていない情報がたくさんあり、自己研鑽として日々積極的に英語での情報収集をしております。
私の今後の目標は、留学の経験を活かしながら、業務で最大限の貢献ができるよう努力することと、金融業務にかかわる資格取得に向けて挑戦し続けることです。そして将来、東海東京証券の目指す「誇りと憧れを感じる企業グループ」の一員として、また金融のプロフェッショナルとして、会社に、社会に貢献できる人材になっていきたいと考えています。
最後になりますが、私にとって、2011 年度IBCS 研修と2012 年度海外留学(米国ボストン・フィッシャー大学)の経験は、語学力の向上だけではなく、自分自身の「目に見えないスキル」も成長させてくれました。この貴重な経験は高千穂大学のサポートなくしては実現できませんでした。高千穂大学、そして高千穂大学で私のサポートをして頂いたすべての方々にこの場をお借りして心から感謝申し上げます。
(2025年寄稿)



横川 理子(2017 年度中国・上海師範大学)
中国上海での留学生活から7 年が経ち、時の流れの早さに驚きますが、刺激的で様々な経験をした3 週間はつい最近のように感じます。
留学で得たものは語学の習得や向上だけではありません。世界には多様な文化や考え方が存在することを授業や生活を通じて肌をもって感じることができました。様々な人に出会い価値観に触れ「自分の視野が広がる」これが私の留学経験での1 番の収穫であり、強みとなりました。この強みは卒業後の就職先でもいかされており、自分の常識を押し付けず相手に寄り添って対応することに繋げられています。
また仕事の中で外国出身の方とやりとりすることがありますが、自分自身がマイノリティの世界を経験したことで、相手にリスペクトが生まれ優しく接することができています。
そのほかに、中国では自分の要求をはっきり伝えることや自己主張をする方が多い傾向がありました。それは私はとてもポジティブに感じ、その環境についていこうとする気持ちが高まり積極性やコミュニケーション能力が培われました。周りの様子や状況を把握して業務をサポートしたり、相手の主張を受けとめる力、相手のニーズを汲み取って提案する力にいかされています。
短期留学は短い日数だからこそ一日一日が貴重で、自分の行動意欲を高めてくれたと思います。現地の先生に教えてもらった飲食店を巡ったり、仲間と買い物に行ったり現地に暮らすイメージをしながら過ごしました。色々な場面や場所で、自分にプラスになるチャンスが広がっており、自分自身を知るいいきっかけになりました。留学で培った経験を活かして今後も様々なことにチャレンジし続けていきたいです。
(2025年寄稿)




伊東 瑠佳(2021年度カナダ・ビクトリア大学(短期)※コロナ禍におけるオンライン留学)
大学2年生の時に海外留学研修に参加した理由は自分自身の可能性を広げたかったからです。当時の私は、自分自身に自信が無く「少しでも自信を持てるようになりたい」「可能性を今のうちに広げたい」と思っており、その時所属していたゼミナールの教授に声をかけていただき、参加しました。
私は英語自体全く得意ではない状態で参加をしました。当時不安でいっぱいでしたが、私の参加していたカナダの大学の教授が優しく、簡単な英語から会話を始めてくださり、だんだん慣れていくうちに話している内容が解るようになりました。伝え方も習得することができ英語で会話することが楽しくなっていきました。また、私の参加していた大学には台湾や韓国の方々も学びに来ており、他国の文化などを沢山知れるとても有意義な時間を過ごすことができました。
留学に参加している時、私が必ず行っていたことは予習と復習、そして生活の様々なところで英語を取り入れるということでした。これは今も継続しています。そうすることで、自然と耳や目が英語に慣れる事で、苦手意識を解消しました。また、上手く喋れなくても伝える意思さえあれば相手は読み取ってくれますし、その時正しい伝え方を教えてくれます。私は、この留学の経験から「勇気を出す事」「諦めない事」「色んなことに興味を持つ事」を学ぶ事ができました。
当時英語が全く話せず苦手だった私ですが、ホテル業に就職し、海外のお客様が多いホテルで今働いています。海外留学の経験のおかげで海外のお客様に英語で会話し、接客をすることができています。また今も、より良い接客の為に日々英語の勉強に励んでいます。海外留学で、勇気を持って英語に触れ、英語で会話し、もっと自分の想いを伝えられるように努力を重ねるという経験が、社会人なった今存分に活かすことができています。
今悩んでいる人や、私と同じような事を思っている人がいるのなら、私は勇気を出して是非海外留学を経験して欲しいです。きっとその経験がどこかで必ず自分自身の糧になると思います。
(2025年寄稿)
ライアン 温子(1994年度アメリカ・ハンボルト大学留学)
「君の大きなやる気と小さな英語力でアメリカに行こう」
大学3年生の春、校内の掲示板で見つけた夏季短期留学案内のポスターを今でもよく覚えています。夏休み中4週間、カリフォルニア州にあるハンボルト州立大学付属の語学学校にて、英語だけでなくアメリカの文化や習慣を学ぶ、高千穂生だけに作られたプログラムに参加するものでした。人気の高いプログラムで、選抜試験にて20人ほどの参加者が決められました。
サンフランシスコから小さなプロペラ機に乗って降り立った小さなアルケータ空港では、学校関係者とホストファミリーから大きな歓迎を受け、素晴らしい 4 週間の幕開けとなりました。空港からの帰り道、ホストファミリーに連れて行ってもらった地元の スーパーのレジであいさつされたにも関わらず、何を言っているかまったく聞き取れず 黙っている私に、ホストファミリーは、『How are you?って聞かれているから、I am good.って言えばいいのよ』と言いました。そこで How are you?が聞き取れなかったことに大きく落胆し、自分に対するスパルタ魂に火がついたのです。4週間中に学んだことをすべて身に着けたいと、毎日遅くまで授業の復習をしていたら、ホストファミリーが心配し、学校に「宿題が多すぎる」と文句を言われてしまいました。
充実した 4 週間を終えた後、将来は米国で仕事をしたいと漠然と思い始め、英語力上達のためNHKのラジオ英会話を毎日20分こなし続けました。大学卒業後は、日本リース(かつて存在した日本初の総合リース会社で、1998年に経営破綻した日本長期信用銀行の子会社)にて営業職を 2 年経験。その後、米国公認会計士を目指すべく、セントラルワシントン州立大学の会計学部へ編入しました。高千穂での単位を認めてもらえたので、2年後に卒業を果たし、4大監査法人の一社のロサンゼルス支部にて会計士補として働き始めました。カリフォルニア州の会計士の資格を取得し、12年勤めた後、現在の勤務先である、米国における監査法人の監督機関である公開会社会計監査委員会(PCAOB)にて、検査リーダーとして米国内だけでなく、国外でも仕事をこなしています。プライベートでは、10歳と5歳の子育てに大忙しです。
夏季短期留学プログラム案内のポスターを目にしていなかったら、米国で働いている今の私はいなかったと言っても過言ではありません。どんなやる気に対しても、あなたのやる気を形にするお手伝いをしてくれる高千穂を十分に活用し、充実した大学生活を過ごしてください。
(2025年寄稿)



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