2022年新年の挨拶 寺内学長

 

この時代だからこそ「規則正しくあれ、活発に元気よくあれ」

 新年あけましておめでとうございます。令和4年(2022年)となりました。この新しい年のお正月をどのように迎えましたでしょうか。ご存知のように、創立者の川田鐵彌先生が東京の大久保に高千穂尋常高等小学校を作った明治36年(1903年)が高千穂学園の始まりです。そして、皆様が在籍する高千穂大学の前身の高千穂高等商業学校を作るのを契機に、今の杉並の地に校舎を移したのが大正3年(1914年)です。つまり、この令和4年(2022年)で、大久保生まれの高千穂学園としては119回目、杉並生まれの高千穂大学としては108回目の新年を迎えたことになります。藤井理事長のご挨拶でも触れられていますが、高千穂学園は創立120年の前年、まさにプレ120年を迎えることになるのです。


 そのような長い歴史と伝統を持つ高千穂学園(高千穂大学)ですが、令和2年(2020年)から世界中に蔓延した新型コロナウイルス感染症は人々の生活に大きな影響を与え、わが高千穂大学も授業はもちろん、課外活動をはじめとした学生本分の活動を制限せざるを得ない状況が続いています。まだまだ完全終息には至ってはおりませんが、先駆者たちがこうした苦難を幾度となく乗り越えてきたように、わが高千穂大学も前を向いて歩み続けていかなければなりません。そんな大変な時代の中、新年を迎えるにあたり、川田先生の次のお言葉を皆様に送りたいと思います。第5代目学長の関根文之助先生が『創立者川田鐵彌の教学精神』という本をまとめられていますが、その中で、川田先生は常に「『規則正しくあれ、活発に元気よくあれ、転んでもかけよ。後に振り向くな』と述べられていた」とあります。毎日の生活を規則正しく、常に積極的に物事にあたっていくことが重要だということです。そんなことは当然だと思われるかもしれませんが、実際にそのように行動し続けるのは容易ではないということを実感されておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。それでも、何事にも前向きに行動し、たとえ何かにつまずいても、それを乗り越えてさらに前に向かって生きていくべきであるとされたのです。


 この川田先生のお言葉は、本学の学風の指針である「半歩先立つ進歩性」として、この令和4年(2022年)においても本学で脈々と受け継がれる高千穂教育の柱となっています。商学部、経営学部、人間科学部、そして大学院の学生としてはもちろんのこと、伝統ある高千穂大学の卒業生の方も、新しい年を迎えるにあたり、川田先生のお言葉「規則正しくあれ、活発に元気よくあれ、転んでもかけよ。後に振り向くな」を常に心の中に秘めて、この1年を前向きに送っていただくことを切に希望いたします。


 皆様にとりまして、この令和4年(2022年)が素晴らしい年になることを心よりお祈りしております。皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。



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