学部情報

主要な科目の紹介

人間科学専攻

社会学

本講義では現代社会の諸問題へ対応する社会学的視座を学ぶ。まず、社会を構成する親族、社会構造、制度、階層、そして権力などの社会学の基本的な概念の説明や学説を理解する。授業では、家族や共同体をモチーフにした視聴覚資料を題材にして理解を深めます。社会学の基礎的な視角を学んだ上で、日本、西欧、アフリカなどの事例から比較社会分析を行う。個別社会の検討から、グローバル化、トランスナショナル化の問題へと進みます。

文化交流史

古代ギリシア・ローマの歴史は、塩野七生氏の小説などによってすでに日本でもかなり親しまれるものとなった。この時代が現代の西欧社会に残した影響は政治体制や法律、美術など多岐にわたる。文化交流史Aでは、西欧文化のルーツの一つというべき古代ギリシアの歴史を、青銅器時代からローマによる征服まで、幾つかの重要なテーマに焦点を合わせつつ講じる。

異文化間コミュニケーション論

本講義は異文化コミュニケーションのレベルにおいて必要とされている国際ビジネス・ライティングの基礎的な実践能力を養成する事を目的として開講する。具体的に講義は、交互に2つのパート(パート1とパート2)に分かれている。パート1は英語の異文化ビジネスSubjectの基礎となる書き方、取引のオファー、企業案内の議事録の基礎となる書き方などをバイリンガル教員の指導の許で、日本語に翻訳する学習である。パート2は各自がオリジナルの英語で異文化ビジネス文書を作成する学習である。

家族社会学

家族とは、我々にとってあまりにも身近であるが故にそれにまつわる様々な事柄が自明視されている。本講義ではそのような家族に対し、改めて「家族とは何か?」を考えてみたい。家族社会学のなかでこれまで家族がどのように定義づけられ議論、研究されてきたのかを出発点として、制度、文化、時代といった複数の次元・領域における「家族」の<比較>を通して家族を相対化して捉える視点を養う。この家族を相対化する視点は、家族について具体的に考え、考察を深めていくうえでの基本的視角となる。

ヒューマン・コミュニケーション論

ヒューマン・コミュニケーション論Aでは、ヒューマン・コミュニケーションの基礎をよく理解できるよう、15の理論的キーワードの意味を学びます。それに加え、ヒューマン・コミュニケーションに関する資料目録により、世界中のコミュニケーション科学の全体的なヴィジョンの理解を深めます。この基礎編のコースでは、上記の枠組みに基づいて、自分自身を見直しつつ、よりよい人間関係とは何か理解し、その構築法の習得をめざします。

言語学

人間は自分の考え・感情を相手に直接伝える手段を持っていない。そこで、間接的に伝える手段が必要となり、その有効な手段が言語(ことば)ということになる。この講義では、まず言語とはいかなるものであるか、さらにその言語を研究対象とする言語学とはどのようなものかについて考える。その後、音論、すなわち音声そのものを対象とする音声学及び各言語における音声の組合わせ方の法則性を研究する音韻論について考察する。

社会心理学

社会心理学とは、文字通り「社会」と「心理」にかかわる学問である。それ故、「心理学的」社会心理学と「社会学的」社会心理学という2つアプローチがある。本講義では、このような社会心理学という学問領域が持つ特徴について概説したうえで、主として後者すなわち「社会学的」社会心理学の立場から社会心理学の基礎的な理論や考え方の検討を行う。そして、「社会的な存在」である個人の行動や心理を社会というコンテクストのなかで、それと関わらせながら追究・考察する視点・方法を修得することを目指す。

文化人類学

文化人類学は、人類のあらゆる文化・社会現象を理解しようと追究する。本講義の不可欠なトピックは「生と死」「共生」そして「グローバリゼーション」です。私達は今日依然として異なるものや他なるものを意識化せざるをえないときがあります。それは地域の違い、言葉や宗教、常識が、思わぬ機会にその違いを思い知らされるときです。本講義は、文化人類学という技法を用いて、地球上に住む人間の思考・行動様式の多様性を知ることが第一の目標です。講義では、視聴覚資料や具体的事例とともに理解をすすめます。

ライフデザイン論

人は、就職、結婚、出産といったライフイベントの選択局面に遭遇する。また、結婚・出産に伴い生成される家族は、仕事と家庭の両立問題、住宅購入や教育資金準備、一方では病気や失業、死といった予期せぬリスクへの対応など、新たな課題に直面する。ライフデザイン論Aでは、一連のライフイベント選択や生活資源管理、リスクマネジメントに関する現状と課題の理解を通して、ライフデザイン理論と枠組みを認識し、自らの中長期的展望に立ったライフデザインの構築とその実現に向けての現実的課題について探求する。

キャリアデザイン論

キャリアデザインの理論的な基礎となるキャリア発達論を概観する。キャリア発達論の背景となっている生涯発達心理学の主要な視点を理解し、そのうえで、人のキャリア行動を理解するための様々なアプローチ(精神分析論、発達論、特性論、人・環境適合論、学習理論、トランジッション理論、意思決定アプローチなど)とそれぞれのアプローチを代表するスーパー、エリクソン、ホランド、クランボルツ、ジェラッドなどの理論家の概念を含めて概説する。

年金論

年金論Aの目標は、受講生が公的年金および企業年金に関する基本的な知識を身につけることにある。授業では、まず、公的年金の役割や3階建ての日本の年金制度体系など年金制度の概要を解説する。ついで、老齢、遺族、障害の各年金給付の内容や、財源調達の方法、賦課方式と積立方式の違い、積立金のあり方など公的年金の基本的な仕組みについて講義を行い、さらに、近年行われた公的年金改革の背景や内容についても触れる。また、確定拠出型年金の導入など改革の著しい企業年金については、その仕組みと現状を説明する。

ジェロントロジー

老年学は従来、各学問の「おまけ」として語られるか、そのまま抜け落ちてきた観がある。しかし団塊の世代が、一斉退職を迎える今、それは誰にとっても必修科目となっている。当講座では、社会・哲学・福祉・教育・文化・ジェンダーなど、主にヒューマニテイとの接点を切り口として、老年学と向い合いたい。高齢社会が抱えるであろう課題を明らかにし、問題意識への邂逅を演出することで、学生の皆さんに見える・感じる新発見を促すことを狙いとする。

青年心理学

生涯発達心理学の観点から、中学生以降の青年期の発達について学ぶ。そのために、青年期の特徴を、認知的、社会的、人格的側面からとらえ、理解する。青年期に特有の問題として、進路、友愛、政治的・社会的参加についても扱う。積極的に問題意識を持って学ぶために、各自が設定したテーマによる自由研究と発表も予定している。講義で扱うテーマについて、青年期から大人に移行中である受講生自身の問題としてとらえ、各自の内省の材料となることも期待する。

社会福祉論

社会福祉の制度の概要を理解し、現代社会における福祉的課題について把握することを目的とする。また、現在展開されている各種社会福祉サービスについて具体例に触れながら、その問題点と今後の動向を探るための視座を培うことを目指している。最初に保健、医療、福祉領域全体の構造を理解した上で、社会福祉関連事業・職種・資格等について知識を習得し、整理する能力を培う。その後、社会福祉の現代的課題について、障害者福祉を中心に我が国の制度・法・組織と管理について学ぶ。

社会保障論

少子高齢化社会の進展、女性の社会進出、家族の変化などにより、わが国の社会保障制度は大きな変革期を迎えようとしている。しかしながら、社会保障制度が国民生活を支える重要な仕組みであることには変わりはない。この社会保障論Aでは、制度の理念や範囲、役割や機能ならびにその変化、負担と給付の現状と課題などについて解説し、理解を深める。また、少子高齢化、仕事と家庭の両立など、身近な環境変化と照らし合わせながら、社会保障制度と企業保障、個人保障(自助努力)との関わりなどについても解説する。

リスクマネジメント論

大学卒業後、例えば、就職、結婚、子供の出産や進学、住宅取得や老後生活など、様々なライフ・ステージ毎にリスクがあります。これらのリスクを認識し、自分にあったライフ・プランを作成するためには、リスク・マネジメントの一手段として活用される保険の知識が必要となります。本講義では、私たちにとって身近なリスク・マネジメントについて理解を深めるとともに、保険商品についての基礎的な知識を解説する予定です。

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